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H29.12.3 ほんだ式口臭治療総会

2017年12月22日

毎年、大阪で12月に行われるほんだ式口臭治療の総会に行ってまいりました。
年々会員数が増加し会場中央部両サイドに4か所スクリーンが置かれておりました。

まずは本田先生から口臭治療指針の説明があり、治療のプロトコール、テクニックを教わりました。
今回、ブロック研修会でも紹介された「プロペリ」という歯周病に対するアプローチのできる洗口液が開発され、使用適応、方法のお話しがありました。

プロペリはDr.Jon L Richterが開発し、この先生はプロフレッシュを開発した先生です。
特別講演として来日し講演していただきました。

また、二酸化塩素について岡山大学大学院医歯薬総合研究科 予防歯科学分野 森田 学先生にその性質と歯科での応用の可能性についての講演がありました。

二酸化塩素(ClO2)は亜塩素酸塩に酸を加えて反応させることで得られます。 プールの水の浄水、水産・畜産動物の衛生・消臭、地下水や海水の除菌など工業、農業分野での応用範囲が広いです。
歯科臨床において、二酸化塩素は口臭の軽減を目的に使われています。その機序としては
①二酸化塩素がタンパク質を構成するアミノ酸残基のトリプトファンとチロシンと反応することでウイルスや細菌の構造を変化させる。
②二酸化塩素が硫化水素、硫化メチル、メチルメルカプタン、トリメチルアミンなどを分解する。などが考えられます。

一般的な性質として、二酸化塩素ガスは他の気体と比べて水によく溶け、常温で2.9g/L、冷温では10g/L以上の濃度になるといわれています。非常に不安定であるが、反面、非常に反応性に富み、その性質が殺菌効果につながっています。水道水の殺菌に使用される塩素と比較しても、低濃度で効果があり、耐性菌ができ難く、Ct値が小さく、また、高いPHで効果が発揮されやすいです。さらに、水道水を塩素殺菌することで、副産物として発癌性のあるトリハロメタンが生成されるが、二酸化塩素の場合にはその心配がないです。

二酸化塩素の安定性については、冷暗所に密栓して保存すれば分解の程度は小さいです。暗所に保存すれば数ヵ月は力価はほとんど変化しないようです。ただし、二酸化塩素は紫外線によって容易に分解してしまいます。塩素に似た不快臭があるが、物質自体が常温で気化し、光分解することから、臭気は持続しません。

以上のことから二酸化塩素を利用して口臭予防をすることは安全で口腔内をすっきりさせる効果があると言えます。

消臭力、持続性の高いプロフレッシュに加え、歯周病原菌にアプローチしたプロペリが使用できるようになったことは口臭に悩む人に安心と爽快感を与えると思います。

口臭に悩む人はいろいろな角度からアプローチしていかなければならないので新たなアプローチ法が増えたことで解決する可能性が増えました。