小児歯科

虫歯治療

子供の虫歯予防の原点は、母親にあると言えます。

生後約10ヶ月~31ヶ月の間で、虫歯菌が母親から子供へと感染していきます。母親の口腔内に虫歯菌が大量にいる場合、子供が砂糖をたくさん摂取している場合に、強く感染していきます。強く感染してしまうと、ブラッシング位では虫歯菌を減らす事は出来ず、生涯大量の虫歯菌と付き合いながら過ごして行かなければなりません。

逆に、上記の期間を無事に過ごすことが出来れば、虫歯にとっての善玉菌が定着しやすくなり、虫歯になりにくい口腔となっていきます。仕上げ磨きは、9歳くらいまでしてあげた方が良いです。

当院では単に虫歯を治療するだけでなく、将来に渡り、子供が虫歯になりづらい口腔内環境作りを心がけております。

大人と同様な処置を行いますが、慣れていない子はすぐに治療に入れません。まず、慣れさせるために道具のお話や、むし歯の取り方を説明し、一緒に器具を持って体験していただきます。

初めはこれは嫌、あれも嫌となりますが、根気よくその道具は怖くないんだよということを知ってもらい、無理にではなく、分かってもらってから治療に入ります。

ただ、むし歯の進行状況があまりにもひどく、痛みも伴っているのであれば、その時は申し訳ありませんが抑えて泣いていても処置をします。子供は嫌がってみせたり、泣いていれば自分の嫌なことはされないだろうと甘える子もいますので、「今日はこれができたら終わろう」とか、「今度来た時はできているね」とステップアップをしながら進めていきます。

治療の流れ

1.初診・検査

むし歯、歯並び、歯ぐきの状態のッチェック。必要に応じてレントゲンを撮ります。

2.トレーニング

すぐに治療ができない場合はできるようになるための練習をします。

3.クリーニング

歯医者さんの道具を使って歯みがきをしてお口の中をきれいにします。

4.治療

必要があれば麻酔をします。

5.クリーニング・フッ素塗布

治療後、むし歯にならないようにチェックと歯の強化のためのフッ素を塗ります。

6.定期検診

歯のチェックとクリーニングをし、フッ素塗布を4~6カ月ごとに行うと理想的です。

今後のメインテナンス

当院ではむし歯菌を自分でも見つけられるように赤く染まる染めだし液を使用しています。歯に赤く染まった部分をしっかり磨くように指導しています。

歯磨き粉にもフッ素の濃度がしっかり入った物を使用しており、フッ素の洗口液も用意してあります。家でも使用できるように販売もしております。100%キシリトール入りのタブレットやガムもむし歯予防に役立ちます。

キッズルームに関して

当院では治療に不安を抱えるお子さまにも安心して治療を受けてもらえるようキッズエリアを設置しています。ぜひご活用ください。

また、子供がいて自分の治療ができないという方も子供を遊ばせている間に治療ができますので安心して治療が受けられます。手の空いたスタッフがお子様の面倒を見ております。迷惑がかかるからと心配なさらないでいらしてください。

予防歯科(小児)

当院では、お子様の為にも予防に力を入れております

子供の歯は通常、生後約6~7ヶ月頃に、下の前歯から生え始めます。歯が生え始めたら直ぐに歯磨きを開始しましょう。また、虫歯菌の母子感染を防ぐ為に、母親自身が虫歯を治し、定期的な歯石取りや、PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)を受けられることをお勧めします。

この他にも様々な予防方法(予防プログラム、クリーニング、フッ素塗布、シーラントなど)がありますので、お気軽にご相談下さい。

大人だけでなく子供にも定期検診は重要です。問題の無いお子様は4~6カ月に1度の定期検診でフッ素を塗ると理想的です。乳歯の下には永久歯が埋まっているので永久歯にもフッ素の効果があるのです。

クリーニング

歯科医や衛生士による歯磨き(ブラッシング)や、機械で歯面を磨く(ポリッシング)など痛みのない歯のお掃除をフッ素濃度の高い歯科医院専用の歯磨き粉(歯磨剤)で行います。

フッ素

歯を強くするフッ素のより濃度の高い物を綿球で歯面に塗布していきます。年齢が10才くらいになれば専用のトレーにフッ素を入れて、しっかり浸透させるという大人と同様の処置も出来ますがこちらは自費診療で¥2,200かかります。(医療券があれば東京都なら中学生まで無料です。)フッ素導入後30分は飲食・うがい禁止です。

シーラント

お子様には難しい歯磨き、特に奥歯には歯ブラシの毛先が届かない溝があり、更に難しくなります。そこで、奥歯の溝を埋めて虫歯になりにくくするという治療です。材料は歯と同じような色で見栄えも悪くありません。材料の中にはフッ素が含まれておりますので歯の中にゆっくりと浸透して歯質を強化します。

小児矯正

子どもの矯正(小児矯正)は、海外では古から取り入れられている治療方法です。小児矯正は、あごの骨のバランスや大きさを整える1期治療(骨格矯正)と歯の位置を整える2期治療(歯列矯正)からなる2段階治療です。

1期治療は、あごの骨が柔らかく、これから成長していくお子さまだからこそ出来る治療です。 1期治療をする事で永久歯を抜かないで歯並びを整えることが出来ます。あごの骨を整え永久歯がきちんと並ぶ土台が出来る為、2期治療そのもの行わずに済む ことも有り、多くの場合、簡単な歯列矯正で済んでいます。

早いうちから矯正治療をすることがお子様の健康にも将来の口元の美しさにも大きく影響します。当院では1期治療を推進しております。

小児矯正の治療時期の目安

1期治療(骨格矯正)・・・3歳~12歳
2期治療(歯列矯正)・・・10歳~成人

小児矯正の料金については簡単な症例、難しい症例がありますので¥330,000~とありますが数万円からできる場合もございます。矯正医と相談になります。

Accessアクセス

東京都北区中里2丁目1-4 アジアビル 2F

時 間 日/祝
10:00~13:00 休診
14:30~20:00 休診

▲:土曜日は18:00まで。日祝休診