H29.1.21 TEAM TOKYO ノブレストラティブデンタルオフィス

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北原 信也先生
「デジタルデンティストリーの現状」

新年、第一回目の勉強会がありました。

歯科業界ではコンピュータを用いてセラミックを削りだして作製するようになってきております。CAD/CAM(Computer Aided Design Computer Aided Manufacturing)といって設計をして加工するということで、キャドカム冠と保険適用にもなりました。

現状では、未だ歯科医院ではアナログで印象という口の中に粘土のような材料を入れ、型を取るといったことをしています。その後、石膏という材料にて歯の模型を作っています。

デジタル化となれば印象がカメラでの撮影のみとなり、もちろん石膏模型を作製せずに済みます。患者さんの負担も軽減し、病院側も模型を作る手間も省けます。

導入している医院はわずか2%くらいですが今後、普及していくものと思われます。GCという歯科のメーカーがプランメカ(Planmeca Romexis Smile Design)を販売しており、この勉強会にてデモをしていただきました。

有名なCAD/CAMの機械は「セレック」がよく出ており1日でセラミックが入る画期的な商品ですが、医院のみでしかデータが利用できないようになっております。プランメカは院内のデータはもちろん、技工士さんに依頼するときにもデータを送ることができるので様々な利用価値があると言えます。

歯科医師のデータの設計 + 技工士によるデータの設計の両方から確認をすることができるのでより精度の高い被せ物が作れるようになります。

ただ、口の中をカメラで撮影するため歯が長い方、歯肉が腫れている方など光が届かないところには不向きですし、金属の被せ物にも使用できないのでこの機械があったとしてもまだまだ、印象をとって石膏模型に起こす治療が併用されるので完全にデジタル化するのはもう少し時間がかかりそうです。

近い将来考えられますが、自費治療において有効なものだと思います。