40代女性 奥歯のセラミックが欠けたため割れづらい材料で治した症例

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2023.06

治療前

奥歯の後ろから頬っぺた側にかけてセラミックが欠けています。

治療後

治療はセラミックではなくジルコニアインレーを装着しました。

初めのご相談内容 昔入れたセラミックが欠けてしまったので欠けないような材料で治してほしいと相談がありました。
カウンセリング 食事中に一番奥のセラミックが欠けてしまったとのことで保険治療なら銀歯、自費治療なら白いもので治せると相談したところ、白い歯で割れないで再治療の少ない材料を入れたいとのことでした。
むし歯はなかったのでセラミックの欠けたことが今回治療の原因になっておりました。
行ったご提案・治療内容 自費治療の白い詰め物はセラミック系の材料では割れてしまうリスクがあります。
色合いはセラミックより劣りますが、再治療の少ない材料となると、ジルコニアという材料は割れにくい素材で汚れの付着もしづらいことから今回はジルコニアインレーを選択いたしました。
治療期間 2週間・2回
おおよその費用 60,500円(税抜)
術後の経過・現在の様子 症状はなく、欠けてもおらず、経過良好です。
治療のリスクについて 今回むし歯はなかったので大丈夫だと思いますが、奥歯から頬っぺた側の角を含んだ部分まで自分の歯がなく詰め物での修復となったため冷たいものがしみやすくなることがあります。
奥歯の頬っぺた側の歯茎近くを触るとしみやすいことが多いです。
この部分は知覚過敏も起きやすい部位なので治療後の心配な点となります。
個人差はありますが、数日で治る方もいれば6カ月~1年しみることもあります。
時間が経てば治まることが多いので長くしみていてもしみ止めをして経過を見させていただきます。
クリニックより かむ力によってどんな材料を入れても割れない方もいれば、割れてしまう方もいます。歯は、毎日使うものなので再治療なくずっと使用していただきたいのですがどうしても経年的な変化が起こってしまいます。
かみ合わせが心配な方は定期的に少し調整することで改善することがあります。
咬耗と言って歯がすり減ってしまった場合、補強することもできます。
寝るときの歯ぎしり予防でマウスピースを装着することもあります。
良い状態を維持するためには予防をすることが大切です。

治療前詳細

奥歯後ろから頬っぺた側にかけて、歯ぐき近くのセラミックが欠けています。
この部分は知覚過敏を起こしやすいので冷たいものがしみることがあります。

治療中詳細

昔のセラミックを除去し、自分の歯の境界がわかるように形成いたしました。
内面には形態修正、知覚過敏予防、接着力アップのためレジンコーティングをしてあります。

治療後詳細

奥歯をジルコニアインレーで修復いたしました。
手前は昔から入っているハイブリットセラミックインレーとなります。