20代男性 奥歯の頬側に大きなむし歯ができてしまいジルコニアで治した症例
2025.05
治療前
治療後
初めのご相談内容 | 奥歯の歯ブラシがうまくできず、むし歯になってしまいました。 汚れが残りやすいことはわかっているのですがうまく磨けないため、材料によって汚れの付着しづらいものはないか相談がありました。 |
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カウンセリング | 右上奥歯の頬側から奥の裏の歯質にかけてむし歯が大きくなっておりました。 歯ぐきの下の方までむし歯があったため歯肉炎も起こっており、歯肉の処置をし、歯ぐきの状態が良くなってからむし歯の処置が必要です。 |
行ったご提案・治療内容 | まず、歯肉の状態が良くないため、歯ぐきの中に埋まっているむし歯にアプローチするために、歯肉にレーザーを当て歯肉炎の改善を行います。 歯ぐきがきれいになったところでむし歯を取り除き、型を取って詰め物を入れられる形態に整えます。材料は汚れの付着しづらいセラミックかジルコニアの選択となります。 一番奥歯で噛む力が大きいことと、噛み合わせのスペースが少ないことで強度のあるジルコニアで治すこととしました。 右上7番の治療において注意しないといけない点は、噛み合わせのスペースが確保できるかどうかです。詰め物の厚みがないと割れてしまいます。 また、歯ぐきの下までむし歯が進行していることで、歯ぐきの処置を行ってからでないと適合の良い詰め物ができないので、ワンステップありますが、詰め物をする前の準備が必要です。ステップを踏んだうえで治療することによって、長持ちする詰め物が入れられます。 |
治療期間 | 4週間・3回 |
おおよその費用 | 66,000円(税込) |
治療のリスクについて | 歯肉炎を改善するにはブラッシングによるセルフケアが必要です。レーザー照射後2週間待つ必要があります。むし歯の治療において歯ぐき近くのむし歯を削ることでしみてしまうことがあります。噛み合わせの面からの方が歯質の厚みがあるため、神経との距離があるため歯ぐき近くのむし歯の方がしみやすいです。 しみることが続くことはありますが、徐々に治まるため、しみ止めをしながら経過を見る必要があります。 |