ホーム  »  blog  »  H31.1.26 K2 勉強会

blog

H31.1.26 K2 勉強会

2019年04月22日

Dr 北原 信也
新年1回目は北原先生に講演していただきました。
治療の基礎となる接着やエステティックの基盤となるファンクション、ストラクチャー、バイオロジーについて再確認いたしました。
① ファンクション(機能)
ガイド、発音
② ストラクチャー(構造)
ポスト
フェルール
③ バイオロジー(生体)
組織
歯肉
① +②+③ができてこそ、エステティック(審美)の家を建てることができます。
図面、基礎工事がしっかりできていないと美しい家も長持ちせず崩れてしまいます。

接着について
① 歯
エナメル質と象牙質の違いで構造が違うため、接着の方法が異なります。
エナメル質には水分があまり含まれておらず、接着は容易です。
象牙質は水分が多く含まれているため、前処置をしないとうまく接着しません。
EDTAを使用してスメヤー層を除去し、歯面を清掃したところで35%のGMを使用して象牙質から湧き出てくる水分を止めます。ここで注意することはエナメル質に使用するリン酸を象牙質に作用させてしまうと象牙細管が拡大してしまい、水分がより出てきてしまいます。水道の蛇口と同じで水をとめて接着することが大切です。
接着に使用するボンディングはできるだけ被膜の薄いものを使用することできれいな接着面ができます。
② 被せ物
セラミックを接着するときはシランカップリング処理をします。
シラン処理は熱を加えると反応し接着させるか、有機質と無機質を混ぜて反応させることで接着させます。ガラス系のセラミックにはγ―MPTSを使用し、ジルコニアにはMDPを使用します。それぞれの被せ物に対しての接着様式が違いますのでセラミックプライマーと名の付くものでもその成分を確実に知る必要があります。

現在、ジルコニアは歯肉に対しても良好な反応を示し、硬い素材でかみ合う歯を擦ってしまうということを言われていましたが、十分な研磨によってすべりが良いことで摩擦の抵抗が小さくなり、擦ることはあまりなく、逆に他の素材の方に起きることがわかってきました。
表面がつるつるであることがゆえに接着が難しくまだまだ研究の段階です。
セラミックなどの白い材料は割れてしまうという欠点がありましたが、1歯についてはジルコニアを使用することで割れることがほとんどなくなりました。
ただ、取れてしまう場合がありますので、お手数をおかけしますが取れた場合はなくさないよう持ってきてください。再度、接着いたします。
当院ではジルコニアは5年の保証をしております。
金属アレルギーを解消するなど、今後の歯科治療に必ず必要なマテリアルだと思っております。