神経のない歯も白くできる!ウォーキングブリーチの特徴やメリットデメリット
こんにちは、きたはら駒込歯科です。
この記事では、医療ホワイトニングとセルフホワイトニングの違いや、神経のない歯も白くできるウォーキングブリーチの特徴、メリット・デメリットを解説します。
そもそもセルフホワイトニングと医療ホワイトニングは何が違う?
ウォーキングブリーチは、医療ホワイトニングの一種です。ホワイトニングは歯科医院だけで行うものではなく、セルフホワイトニングといってサロンで施設内の機器を使って自分で施術を行う方法もあります。しかし、医療ホワイトニングでは歯科医師免許を所持していることにより、セルフホワイトニングでは使用できない過酸化物入りの薬剤を使用することができるため、より高い漂白効果を得られます。また、歯科衛生士や歯科医師など国家資格を持ったプロがサポートしてくれるので、医療ホワイトニングはより安全に施術を行うことができます。
ウォーキングブリーチとは?メリット、デメリット
別名「失活歯ホワイトニング」と呼ばれるウォーキングブリーチは、怪我や外傷、重症化した虫歯などが原因で歯の神経を失った歯に行うホワイトニングです。一般的な医療ホワイトニングは歯の表面に薬剤を塗布したり浸透させることで歯を白くしていきますが、ウォーキングブリーチは、歯の中に専用の薬剤(漂白剤)を入れて、1本1本内側から歯を白くしていくため、ホームホワイトニングやオフィスホワイトニングよりも強い効果を発揮します。しかしこれは神経のない歯にのみ適用できる施術法のため、神経のある歯には適用できません。ウォーキングブリーチは、神経のない歯が下記のような状態になっている方におすすめです。
✔️歯茎の黒ずみが気になる
✔️神経のない歯が変色している
ウォーキングブリーチは、歯茎の色調も改善できるのが大きな特徴です。しかし、メタルコアが原因で黒ずんでいる場合は効果を発揮しませんのでご注意ください。セラミック治療で審美性を回復させる予定がある方も、ウォーキングブリーチを受けておくことで、より美しい歯を手にすることができます。
ウォーキングブリーチは痛い?
ウォーキングブリーチには高濃度の薬剤を使用しますが、歯や歯茎には悪影響がない安全な方法で施術が行われます。しかし、稀に副作用が生じることがあります。ウォーキングブリーチは薬剤を歯の内側に流し込んだあと仮の詰め物が行われ、密閉された状態になります。この状態が長期間続くことで、薬剤からガスが発生して歯を支えている周囲の組織に影響を与え、痛みが生じてしまうことがあります。こういった痛みなどの副作用や悪影響を防ぐためにも、歯の内側に入れる薬剤は定期的に交換する必要があります。交換頻度は歯科医院によって異なるため、担当医の指示に従いつつ、自分の状態もしっかり伝えておきましょう。
ウォーキングブリーチの流れ
- 1.歯の裏や噛む面にある詰め物を取る
- 2.根管治療をした際の充填した薬剤の上部のみ除去してホワイトニングの薬剤を入れる
- 3.詰め物を取った部分に再度詰め物をしてフタをする
- 4.1〜2週間おきに新しい薬剤に取り替える
- 5.効果が出たら薬剤を除去して歯の裏や噛む面の穴を封鎖する
(根管充填が不十分な場合、薬剤が漏れる可能性があるため、再度根管治療をすることがある)
※基本的な流れであり、歯科医院によって異なる可能性があります。
当院のホワイトニング
当院のホワイトニングは医療ホワイトニングの定番「オフィスホワイトニング」「ホームホワイトニング」「デュアルホワイトニング」の3種類をはじめ、本記事で紹介したウォーキングブリーチも取り扱っております。価格は、11,000円(税込)です。詳細は症例など、ホワイトニングに関する詳細は下記の公式ホームページから確認できます。
当院のホワイトニングに関する詳細はこちら▼
https://kitahara-dds.com/whitening/
まとめ
一般的なホワイトニングは、神経が通っている天然歯のみに効果があるというのが基本ですが、この記事で紹介したウォーキングブリーチという施術方法であれば、神経を失くした歯も白くすることができます。神経を失くした歯の黒ずみや変色に悩んでいる方はぜひ検討してみてください。みなさまのご来院を心よりお待ちしております。
記事の著者:院長 北原 充志
私が歯科医師になろうと思ったきっかけは、両親がともに歯が悪く、苦労していたことでした。「自分が治療しておいしく食事ができるようにしよう」と考え、今ではその夢を叶えることができました。
お口は食べるだけでなく、健康にも重要な役割を担う場所。美しい歯と健康なお口でいるお手伝いをするため、研さんに励んでいます。私達にとって、家族同然の存在でもある患者さまたちの歯を長く残すため、お気軽に検診にご来院いただければ嬉しいです。