ハイブリットダイレクトで削る量を最小限にして治療した症例

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2022.02

治療前

治療後

初めのご相談内容 奥歯の歯に穴があいてきたので診てもらいたいと来院されました。 削る量を最小限にし、白い歯に戻るように治療する方法がないか相談がありました。
カウンセリング 歯に穴があくということは歯の内部の象牙質からむし歯になっているためむし歯は中程度進んでいる状態です。歯と歯の間にもむし歯ができています。
削る量を少なくするにはドックベストセメントを使用し、むし歯の進行を止め、レジンという材料で治すことが最も侵襲の少ない治療法です。
行ったご提案・治療内容 治療方法はレジン修復とインレー修復があります。
奥歯の歯の間にかかるむし歯なのでレジン修復は歯科医師の技術に影響を受けます。
また口を大きく開け、歯ぐきの状態が良く、出血してこない事、唾液の吸引など患者様の協力が必要になります。
インレーといって型を取って技工所で作製するものは間接的に研磨し、口の中にセットするので奥歯で操作性が悪い場合、一般的に用いられます。
削る量を考えるとレジン修復の方が少ないため、この治療法にいたしました。
治療期間 1回
おおよその費用 ¥22,000 税込 (ドックベストセメント¥5,500 ハイブリットダイレクトボンディング¥16,500)
術後の経過・現在の様子 痛みはなく、噛み合わせも安定しており、良好な状態が維持できています。
治療のリスクについて 奥歯でのレジン修復は操作性が悪いため難しいです。
よって、治療後に糸ようじが引っかかったり、かみ合わせが強い場合、欠けてしまうこともあります。
今回は患者様の協力があり、口を大きく開けていただき、舌の圧排と唾液の吸引がうまく出来たので、きれいにレジンを充填することが出来ました。
ハイブリットダイレクトはセラミックの成分が入っておりますが、プラスティックの成分も入っていることにより、変色の可能性はあります。
その時は、研磨することによってきれいになります。
定期検診をせず、放置していると、着色部分が内部まで入ってしまい、再度充填するようになってしまうこともあります。

治療中詳細