50代男性 奥歯をコンポジットレジンでなおしたが、取れたり、フロスのひっかかりが気になるため再治療の少ないジルコニアで治した例

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2022.04

治療前

手前も奥も歯の間にコンポジットレジンが充填してあります。 奥の方にフロスが引っかかっておりました。 歯列が口の中側にズレていることで治療が難しくなるのでそれが原因かと思われます。

治療後

もともときれいに歯ブラシができておりますが、その部位をジルコニアにしたことで歯ぐきもきれいに保てるようになりました。

初めのご相談内容 今まで保険の白いもので治していたが取れたり、また、奥歯の歯の間にフロスを通すとひっかかるのが気になるので、スムーズに通り、再治療の少ない治し方はないか相談がありました。
カウンセリング 保険の白い詰め物はコンポジットレジンと言って歯を削る量が少なく、初めてその歯がむし歯になったときによく使用する第一選択となる治療法です。しかし、奥歯の歯の間や治す範囲が広い場合、欠けてしまって取れたり、フロスを通すと歯ぐき付近で引っかかってしまう境界がバリになりやすい素材でもあります。
今回は、奥歯で歯並びのズレもあるためコンポジットレジンでの修復は治療の難易度が高いため精度が低くなってしまいます。
行ったご提案・治療内容 再治療が少なく、割れることがほぼない、そしてフロスもストレスなく通せる材料はジルコニアが適していると判断いたしました。
治療期間 2週間 2回
おおよその費用 60,500円(税込)
術後の経過・現在の様子 スムーズにフロスを通すことができ満足されております。また経年的変化も少ないため良い状態を維持しております。
ジルコニアはプラーク(菌)が付着しづらいため、歯並びが多少悪く、歯ブラシが難しいにも関わらず歯ぐきは引き締まっております。
治療のリスクについて ジルコニアはコンポジットレジンよりも歯を削る量が多いです。
そのため、人によって異なりますがしみてしまうことがあります。
しみる期間もすぐ治まる方もいれば半年から1年しみるとおっしゃる方もいます。たいていは3~6カ月の検診時に確認すると治まっていることが多いです。
クリニックより 材料を選ぶにはそれぞれの利点、欠点があります。
歯を削る量を最小限にしたいか強度を重視するか、また銀歯でもいいのか白い歯が良いのかなど患者様ごとそれぞれのニーズがあると思います。
その中で選択できる材料をお話いたしますので、利点欠点をよく考えて何がベストな治療なのか相談させてください。