予防歯科の基本?歯周病を防ぐために必要な3つの習慣

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こんにちは、きたはら駒込歯科です。

この記事では、歯周病を防ぐために必要な3つの習慣を解説していきますよ。この記事を読んで歯周病予防に役立ててくださいね。

歯周病ってどんな病気?

30代以上の3人に2人が歯周病と言われているほど、歯周病は身近な病気で、細菌の感染によって引き起こされる感染性炎症性疾患です。歯と歯茎の境目や隙間に磨き残しが蓄積されることでプラークが定着し、炎症を起こすことで発症します。歯周病が進行するとその周囲の歯の歯肉や骨が溶けて歯肉が赤くなる、腫れるなどの症状が出てきます。

虫歯のように痛むなどの自覚症状があまりないため、歯周病になっていることに気づかずに、時間をかけてゆっくり進行していくので、気づいたときにはかなり重度まで進行しているということも少なくありません。

歯周病予防はいつから?

歯周病予防は、若いうちは必要ないと思われるかもしれませんが、実際には永久歯が生えた10代後半~20代頃から開始するのが推奨されています。この時期からしっかり日頃のケアでプラークを除去してコントロールしていく習慣を身につけていく必要があります。

①日頃の丁寧な歯磨き

歯周病の予防に一番大切なのは、日頃のケアです。歯周病は磨き残しによるプラークの定着により発症します。このプラークを除去するためには、日頃から丁寧な歯磨きを行うことが大切です。歯ブラシと併用して、デンタルフロスや歯間ブラシを使うという工夫を行うことで、歯茎や歯と歯の間まで綺麗にすることができます。また、歯ブラシのサイズ選びも重要です。ヘッドが小さくて毛の長さが短いものは磨きにくいとされる奥歯にも届きやすいため、歯周病の予防や改善には適しています。とはいえ、歯列や口腔内の状態には個人差があるため、どんな歯ブラシが自分に合うか、どんな方法で磨けば良いかなどは、歯科医師や歯科衛生士の判断を仰ぐのが良いでしょう。

【正しい歯磨きのポイント】

  • ①毛先の角度は45°
  • ②毛先が広がらない程度の軽い力で
  • ③5~10mmの幅を目安に歯ブラシを小刻みに動かす

②規則正しい食生活と生活習慣

規則正しい食生活や生活リズムを心がけることも大切です。プラークを定着させやすい粘着性の高い食べ物や糖分の高い食べ物はできるだけ控え、栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。喫煙と飲酒は歯周病のリスクを高める原因になってしまうことがあるので、控えるのが望ましいです。

③歯科医院での定期検診

最低でも半年に1回は歯科医院で定期検診を受けるようにしましょう。自分では問題がないと思っていても初期症状が出ていることもあります。定期検診を受けることでクリーニングをしてもらい、磨ききれない汚れを除去できるので、予防に効果的ですよ。歯周病は虫歯のようにわかりやすい症状がないため、プロにしっかりお口の中を診てもらうことが重要です。

まとめ

この記事で紹介した3つのポイント以外にも、歯肉の状態を日頃からチェックすることも大切です。健康的な歯肉の状態は三角形の形をしていて薄いピンク色できゅっと引き締まっています。この状態ではない場合は歯周病の初期状態または、進行してしまっている可能性があるので歯科医院を受診することがおすすめです。

記事の著者:院長 北原 充志

院長 北原充志

私が歯科医師になろうと思ったきっかけは、両親がともに歯が悪く、苦労していたことでした。「自分が治療しておいしく食事ができるようにしよう」と考え、今ではその夢を叶えることができました。

お口は食べるだけでなく、健康にも重要な役割を担う場所。美しい歯と健康なお口でいるお手伝いをするため、研さんに励んでいます。私達にとって、家族同然の存在でもある患者さまたちの歯を長く残すため、お気軽に検診にご来院いただければ嬉しいです。