医療ホワイトニングに副作用はある?注意点やデメリット
こんにちは、きたはら駒込歯科です。
この記事では、医療ホワイトニングについて、副作用や注意点、デメリットなどを詳しくお話ししていきます。
医療ホワイトニングは危険?
結論から言うと、医療ホワイトニングは安全性を考慮したうえで行われるため、決して危険な施術ではありません。しかし、「刺激が強い」や「危険性がある」という言葉を目にしたことがある人も多いと思います。そう言われるのは、ホワイトニングで使用する薬剤の成分に理由があります。医療ホワイトニングではセルフホワイトニングよりも効果の高い「過酸化水素」や「過酸化尿素」と呼ばれる成分が含まれる薬剤を使用します。
特に過酸化水素は刺激も強く、安全性が考慮された濃度は過酸化水素35%以下とされています。しかし濃度が定められているといっても歯以外の皮膚や歯茎などに付着してしまうと炎症を起こす可能性があり、慎重に取り扱う必要があります。そのため、これらの成分は歯科医師免許を所持している人だけが扱えることになっています。
医療ホワイトニングで扱う薬剤により考えられる副作用には、下記のようなものがあります。
医療ホワイトニングで起こりうる副作用
①歯にしみる
しみるという症状は過酸化水素を使用するオフィスホワイトニングで起こりやすい症状です。これは、過酸化水素や過酸化尿素に含まれる「ペリクル」と呼ばれる成分で歯の表面がはがれてしまい、刺激が歯の神経にも伝わりやすくなってしまうためです。
②歯茎や口内の炎症
先述したように、ホワイトニングの薬剤はお口の中や歯茎に触れると、一時的に炎症や過敏症を引き起こすことがあります。しかし、適切な保護処置がされていれば起こることはほとんどありません。
③歯の損傷や表面が荒れる
オフィスホワイトニングやホームホワイトニングで使用される薬剤に含まれる成分、過酸化水素や過酸化尿素には、歯の表面の「ペリクル」と呼ばれる成分をはがす作用があります。そのため、過度なホワイトニング施術は、歯の表面を損傷させてしまったり荒れるリスクがあります。安全に取り扱っていれば一般的にはホワイトニング施術後、12時間から48時間ほど経過すればペリクルが再度歯の表面を覆うようになるので問題はありません。
④色ムラや色戻りが起こる
歯を白くする施術ですが、色ムラや色戻りが起こることもあります。特にホームホワイトニングは自分で薬剤の注入量やマウスピースの装着を行うので、比較的起こりやすいリスクになります。また、ホワイトニングは一度施術を受ければ効果が永久的に続くというわけではありません。定期的に受けないと色戻りが起こってしまうので、歯科医師の指示に従って通いましょう。効果の持続期間の目安は下記の通りです。
オフィスホワイトニング:3ヶ月〜1年ほど
ホームホワイトニング:6ヶ月〜1年ほど
デュアルホワイトニング:1〜2年ほど
白くならない歯もあるので要注意
一般的な医療ホワイトニングの効果は、神経を失くした歯や人工歯には効果がありません。歯の神経を失った歯の場合、歯の内側にホワイトニング剤を入れて行うウォーキングブリーチなどを適用することで白くできます。
そもそもホワイトニング施術の制限を受ける人も…
医療ホワイトニングには上記のような副作用がありますが、そもそも安全面から施術を制限される人もいます。以下に当てはまる人は、施術を受ける前に歯科医師に事前に相談する必要があります。
✔️虫歯・歯周病がある
✔️知覚過敏がある
✔️歯にひびが入っている
当院のホワイトニングについて
当院の医療ホワイトニングでは、オフィスホワイトニングやホームホワイトニング、デュアルホワイトニングの3種類はもちろん、神経を失った歯にも効果があるウォーキングブリーチも行っております。ホワイトニングに関する詳細は、下記の公式ホームページからご覧ください。
当院のホワイトニングに関する詳細はこちら▼
https://kitahara-dds.com/whitening/
まとめ
医療ホワイトニングを安全に行うためには、歯科医師の指示に従って、頻度や方法を遵守することが重要です。また、効果を持続させるためには、定期的なメンテナンスを行い、セルフケアも丁寧に行いましょう。ホワイトニング効果のある歯磨き粉やマウスウォッシュを定期的に使用することで、歯の表面の汚れを除去し、白さを保つことができます。着色しやすい飲食物の摂取に注意し、歯を汚す要因を最小限に抑えることもホワイトニング効果を保つうえで役立ちます。
記事の著者:院長 北原 充志
私が歯科医師になろうと思ったきっかけは、両親がともに歯が悪く、苦労していたことでした。「自分が治療しておいしく食事ができるようにしよう」と考え、今ではその夢を叶えることができました。
お口は食べるだけでなく、健康にも重要な役割を担う場所。美しい歯と健康なお口でいるお手伝いをするため、研さんに励んでいます。私達にとって、家族同然の存在でもある患者さまたちの歯を長く残すため、お気軽に検診にご来院いただければ嬉しいです。