インプラントのメリットデメリット!おすすめの理由

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こんにちは、きたはら駒込歯科です。
インプラントという言葉は知っていても、具体的にどういった点が優れているのかあまり
知らないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、インプラントのメリットとデメリットをご紹介します。

インプラントの特徴

インプラントとは、むし歯や歯周病、外傷などの何かしらの理由で歯を失ってしまった場合
に、人工歯根(インプラント体)を顎の骨に埋め込み、その上から人工歯(上部構造)を被
せる治療方法です。多くの症例に対応できますが、歯周病の進行などで顎の骨が極端に少な
い場合、骨を補う治療が別途必要になったり、インプラントの適応が難しいケースもありま
す。

インプラントのメリット

インプラントのメリットは大きく分けて4つあります。

  • ・高い審美性
  • インプラントの人工歯(上部構造)は、セラミックなどの素材でつくられているため、もと
    もとのご自身の歯と同様の色調を再現できます。隣の歯と比べても、どちらが天然歯でどち
    らがインプラントか分からないほどです。

  • ・天然歯と同様の咬合力
  • インプラントの人工歯根(インプラント体)は顎の骨に直接埋め込まれているため、しっか
    りと固定されています。そのため、噛む力は天然歯に限りなく近く、お食事もこれまでと変
    わりなく楽しむことができます。

  • ・周りの歯に対して影響がない
  • インプラントの治療のために周りの歯を削ったり、何か負担をかけるようなことはありま
    せん。そのため、残っている歯を守ることができます。

  • ・取り外しの手間がない
  • インプラントは、人工歯根(インプラント体)も人工歯(上部構造)も固定されているため、
    取り外して洗浄するなどの手間がかかりません。

デメリット

インプラントのデメリットは大きく分けて4つあります。

  • ・外科手術が必要
  • インプラント治療では人工歯根(インプラント体)を埋め込む 1 次手術と、支台部(アバッ
    トメント)をとりつける 2 次手術と、2 回の外科手術が必要となります。どちらも日帰りで
    の処置にはなりますが、患者様のご負担はやや大きくなります。

  • ・治療期間が長い
  • インプラント治療では、1 次手術のあと、人工歯根(インプラント体)が顎の骨にしっかり
    と接合するまでに 3~6ヶ月ほどの期間を要します。接合までの期間には個人差があります。

  • ・治療は保険適応外
  • インプラント治療は保険適応外のため、治療費が高額になる傾向があります。

  • ・天然歯と同様の丁寧なケアが必要
  • インプラントの寿命は一般的に 10~15 年といわれていますが、これはメンテナンスの頻度
    と質によって変動します。インプラントがむし歯になることはありませんが、ケアができて
    いないと天然歯と同様に歯周病になるおそれがあります。もし歯周病になりそれが重症化
    した場合、最悪のケースでは顎の骨が減りインプラントが抜け落ちてしまうこともありま
    す。

インプラントをおすすめする理由

今回は、インプラントのメリットとデメリットについてご紹介しました。
治療において、何を重視するかは患者様によりそれぞれかと思います。治療費や治療期間、
見た目、治療の持続性など、様々な視点から検討して決めていただく必要があります。イン
プラント治療にはデメリットもありますが、天然歯と同様の見た目で天然歯と同じように
しっかりと噛めるということは、デメリットよりもメリットが上回る治療法であると私た
ちは考えています。
インプラント治療を検討する際には、ブリッジや入れ歯といった他の治療方法と比較をし
ながら検討をする方がほとんどかと思います。
次回は、インプラントとブリッジ、入れ歯の違いについてご紹介していきます

記事の著者:院長 北原 充志

院長 北原充志

私が歯科医師になろうと思ったきっかけは、両親がともに歯が悪く、苦労していたことでした。「自分が治療しておいしく食事ができるようにしよう」と考え、今ではその夢を叶えることができました。

お口は食べるだけでなく、健康にも重要な役割を担う場所。美しい歯と健康なお口でいるお手伝いをするため、研さんに励んでいます。私達にとって、家族同然の存在でもある患者さまたちの歯を長く残すため、お気軽に検診にご来院いただければ嬉しいです。